現代では健康に対する注目度が高まっていますので、人間ドックの受診を検討している人も多いと思います。人間ドックとはそれぞれの医療機関で行われている検査で、一般的な健康診断とは異なるものとなります。これから人間ドックの受診を考えている人の場合には、どのような検査を受けることができるのか気になると言えるでしょう。人間ドックでは身体計測や聴力、視力検査、血液検査などを受けます。
便潜血検査では、便の中の血液についての確認を行う検査で、尿検査と同じように通常であれば便の中に含まれていないはずの血液の発見を行って、大腸や肛門などの病気の発見をします。便潜血検査は、大腸がんの発見に高い効果を発揮する検査となっています。胸部X線検査は、通常のレントゲン検査のことで、レントゲンを使って調べることで肺や呼吸器官のがんやその他の病気の発見が可能です。腹部X線検査では胃がんや胃潰瘍などの病気を発見することができて、便秘や便の状態についても把握ができます。
心電図検査は、心臓の状態を確認するための検査方法です。腹部超音波検査は、腹部にエコーを当てることで内蔵の確認を行います。腹部超音波検査を受けることで、肝臓や腎臓、膵臓などに腫瘍が発生しているかどうかを確認できます。腫瘍マーカー検査は、それぞれの種類のがんのスクリーニングとして用いられる検査で、身体の中のどこかに腫瘍があるときに、タンパク質や酵素、ホルモンなどが増加する性質を利用して病気の発見につなげることができます。