病院に行くと様々な診療科があります。内科だけを見てみると、循環器・腎臓・消化器・血液・神経・呼吸器内科などがあり、総合診療科や精神科もここに含まれます。外科も日々診察し投薬をおこないますが、やはりメインは手術となります。一方内科のイメージは、診察、投薬を中心とし治療しているように見えますが決してこれだけではなく、自ら執刀医として多いときには1日に3件ほどの手術をおこなうこともあります。

循環器領域では不整脈に対するペースメーカー留置や狭心症、心筋梗塞時の心臓カテーテル検査も立派な手術の一つです。また、腎・泌尿器科では人工透析のためにシャント作成と呼ばれる動脈と静脈を結び合わせる手術をおこないます。このように主に午前中は診察、午後から夕方にかけて手術をおこなう場合が多いです。ただし、やはり手術は外科の花形ですから、手術時間は外科領域と比べると格段に短いものが多く、長くても約2時間程度で終えるものがほとんどです。

これが外科の場合になると、例えば心機能が低下した患者さんに対しておこなわれる心臓弁膜症手術と呼ばれるものは約7~10時間以上と長時間に及びます。全身麻酔下での生命維持の観点から、より困難な手術はほとんどが外科領域というわけです。このように内科医も手術に入り執刀するわけですが、呼吸器と消化器、それに神経領域に関してはそれぞれきちんと分離していて、外科は手術、内科は投薬中心の治療が多いです。

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