子供を産む体を持つ女性にとって、子宮や卵巣は重要な器官です。この器官もまた、がん細胞に侵されてしまうことがあります。子宮がん・卵巣がんなどが代表的で、30代女性は特にリスクが急速に高まります。30代であれば今後子供を授かる人も少なくないでしょうし、40~50代でもこれから子供を育てていくという時期です。
この大切な時期をがんに奪われないためにも、子宮・卵巣がん検診を受けておくことが大切です。子宮・卵巣がん検診では、MRI(核磁気共鳴画像)による検査方法もあります。従来は子宮・卵巣がん検診では内診が一般的でしたが、近年では羞恥心を感じずに済むMRIの検査方法を採用する施設も出てきています。子宮は一つしかない臓器で、子宮・卵巣がんになってしまうと最悪、子供を産めない体になってしまいます。
妊娠・出産を楽しみにしていた人ならば、その絶望感は計り知れないものです。また、将来生まれてくるはずだった子供をがんによって奪われてしまうのでは、後悔してもしきれません。と言っても、怖気ずく必要はありません。子宮・卵巣がんは予防が可能ながんと言われているので、定期検診を受けていれば早期発見・早期治療で完治も見込めます。
今まで内診が嫌で検査を避けてきた人は、MRIでも検査ができるということを覚えておくと安心して検査が受けられます。女性の医師が必ず対応してくれるレディースドックなども活用すると、より受けやすくなるでしょう。