がん検診を受けて、異常がなければ、しばらくは受けなくて良いのではないかと考えてしまう人もいるでしょう。ですが、1年に1回や2年に1回等、決められたペースで検診を受けていく事が大切になってきます。それは、検診の精度が関係しています。現在の検診では、発見する事が出来る大きさまで、がん細胞が育っていないと、発見をする事は出来ません。
ですから、発見出来る大きさよりも少ない状態のがんがあれば、発見されずにそのまま残ってしまう事になります。そして、そのがん細胞は、通常の細胞が大きくなる以上の速さで、体の中で大きくなっていく事になります。発見出来ないサイズのがん細胞が、早期発見で治療可能なサイズの限界のサイズに成長するまで、わずか1年から2年とされています。それ以上、放置をしていると、治療が難しくなっていく事になります。
ですから、治療可能な状態で見つける為には、検診で異常がでなくても、1年に１回や、2年に1回の検診を続けていく事が大切になります。それにより、直前のがん検診では発見できなかったがんが成長をしていても、早期発見と呼べる段階での発見が可能となります。がん検診を受けて、異常なしという結果の場合、体の中にがん細胞はないと考え、しばらくは検診が必要がないと考えてしまう人は珍しくありません。ですが、がん検診で見つける事が出来ないサイズのがん細胞が体内にある可能性もあり、そのがんを治療可能な段階で見つける為には、定期的な検診が必要となります。