大きな病院だと、いきなり特定部位の専門医に診てもらうことはできません。必ず紹介状が必要となります。では紹介状はどこで書いてもらえるのかというと、内科をやっているようなクリニックです。大きな病院のそばには提携している内科専門のグループ病院がある場合が多いです。
そこでいったん診察してもらってから専門医の紹介を受けます。早く専門医に診てもらいたい気持ちはわかりますが、その必要はないかもしれません。例えば咳がずっと続いて肺が痛く痰がでるような場合でも、その原因となる細菌やウィルスは多岐にわたります。もしかしたらアレルギー反応かもしれませんし、結核だってあり得ます。
自分では判断をつけることは難しいです。よってどの専門医にかかったらいいのかを自分で判断すると、見当違いのところに行く可能性が大きいです。時間とお金の無駄になってしまいます。なのでまずは「予防医療」や「家庭医療」を掲げている内科医に診てもらいます。
そこで検査をしてもらい、専門医の必要があるかどうか判断してもらいます。もし内科で済むような病気であればそのままそこで診てもらいます。内科医は特定部位専門の医者よりもより広く多くの病症を判断できます。原因がわからないと専門医にたらいまわしにされている状態であれば、予防医療を掲げているようなところを受診したほうが近道です。
漢方医療にも通じている医者が増えてきているので、大きな病気に進展する前に病を防げるよう働きかけてくれます。